間伐材『東京の木の紙』
「日本の木は日本で」「東京の木は東京で」
日本は戦後、大規模な造林を行ったため、人工の森がたくさんあります。 国土に占める森林の割合は約7割あり、森林王国であるノルエーですら約3割ですから比較にならないほど高いわけです。
ところが、日本では木材の約8割を輸入に頼っているのが現状です。 このため、日本の森は使われないで放置され荒れてしまっています。
木は間伐しなければ、繁茂した木の葉によって日光が遮られ、下草が枯れ、 土がやせてしまい、遂には木が育たなくなってしまいます。(参考:「間伐」のページ )
「間伐」は”環境を大切にする”という意味において非常に大切な行為で、 同時に、その間伐された間伐材を使っていくことを考えていかなければなりません。 「日本の木は日本で」「東京の木は東京で」と考えて、間伐材を有効に使っていくことが 「森林を大切にする」そして「環境を大切にする」ということになります。
東京の多摩地区には5万3000ヘクタールの森林があり、山手線内側の約8倍の広さに相当します。
酸素をいっぱい供給してくれる森林を維持していくためには、適切な管理が不可欠で、「間伐」はその重要な役割をはたしています。
「東京の木の紙」は、東京都の多摩地区の間伐材を原料としています
無薬品・非加熱によるパルプ化
通常、紙は、パルプ化の工程でリグニンを除去するために、加熱させ化学薬品を使っていますが、「東京の木の紙」は、間伐材をパルプにする際、非加熱・無薬品でパルプ化する工法を使っています。
商品「東京の木の紙」について
東京の木の紙は、東京の多摩地区の間伐材を含んだ東京の木をパルプにしたものと古紙を配合しています。
(東京の木のパルプ約25%/古紙約75%)