カルビーのポテチを売上1.3倍にした正体

2021.5.15 コラム

カルビー様が“最堅”ポテトチップス「クランチポテト」のパッケージをAIを利用し、リニューアルされました。リニューアル前のデータと比べ、何と売上が1.3倍に増えたそうです。
この優れものは、「パッケージデザインAI」((株)プラグ)。
人がデザインしたものを、人ではなく、AIが評価。
490万人の学習データをもとに、AIが商品のパッケージデザインをたった10秒で評価。
商品開発の期間短縮を図れるほか、 “デザイン改良のヒントを得られる”点も好評だそうです。
プランは2つ。1画像あたり1万5000円の単発利用と、1カ月70万円(1年契約なら50万円)の使い放題サブスク型から選べる。ちなみに無料お試しプランは、5月31日よりすべてのサービスが10画像だけなら誰でも利用できるとのこと。

主なアウトプットは好意度予測スコア、ヒートマップ、イメージワード、好意度のばらつきの4つ。
「好意度予測スコア」は、1〜5の数値でデザインごとのスコアを予測
「ヒートマップ」は、デザインのどこが好意度と結びついたかを可視化
「イメージワード」は、デザインごとにどんなイメージを持たれるのかを予測。かわいい、優しい、季節感があるなど
「好意度のばらつき」では、万人うけするか、特定の層に支持されるかを予測

カルビー様の場合、「最堅というコンセプトや美味しさを伝え切れていない」という仮説のもと、パッケージデザインAIを駆使してリニューアルし、発売前に好意度予測スコアを大きく引き上げることに成功したそうです。
AIの選んだデザイン どうでしょうか

カルビーのポテチを売上1.3倍にした正体