2021.7.5 コラム

今年も夏が到来しましたね。
そろそろ聞こえ出す夏の風物詩、セミの声。
今回はセミの色々について紹介します。

蝉は日本に32種類いますが、世界中では約1600種類のセミがいるそうです。
種類によって鳴く時期が決まっていて、早いものは2月から、遅いものは12月まで鳴くようです。
一日の内でいつ鳴くかも大体決まっていて、クマゼミは日の出から正午までの午前中、
アブラゼミが最も盛んに発声活動をするのは夕刻時、また、アブラゼミは「夜鳴き」をする事でも有名です。

続いて
子どもの頃、セミ採りに行って、もう少しで採れるという時に、木にとまっていたセミが飛び立ち、
おしっこのようなものをかけられた経験ありますか?
生ぬるくて、臭うような気がして、おしっこと思ってましたよね?
実は、セミの成虫は、木の幹にとまって注射針のような口を差し込み、木の汁を吸っています。
体の中では、木の汁の栄養分だけをとり、余った水分は、直腸に貯められる。
飛び立つときに腹の筋肉が縮み、直腸が押されて、貯まっていた水分が飛び出し、からだを軽くして飛びやすいようにする。
だそうです。
成分もほぼ水で、おしっこではないそうです。

最後に豆知識
セミの鳴き声は携帯電話を通じるとまったく聞こえなくなります。
これは携帯電話では300~3500Hzの周波数の音声を通しているから。
セミの鳴き声の周波数は4000Hz以上であるため、電話口でセミが鳴いていても相手にはまったく聞こえなくなるのです。
ただし最近は、セミの鳴き声も拾える高音域に対応した“高音質スマホ”も登場しているそうです。

今年も、どういう夏になるか分かりませんが、
蝉のようにエネルギッシュに過ごせると良いですね!!