豆知識シリーズ

2019.11.27 コラム

パピルスをご存じでしょうか?
パピルス“Papyrus”は ペーパー“Paper”の語源となったもので、古代エジプトで文字を書くものとして発明されました。古代エジプト展で象形文字のヒエログリフが書かれたものをご覧になられた方もおられることでしょう。パピルスはカミガヤツリ(パピルス草)の茎を薄くスライスし、縦横に重ねて圧力を加えて密着、乾燥させたものです。では、現物を観察してみましょう。手触りはゴワゴワしていて、新聞紙よりも厚くて硬いです。長さ約33cm、幅約1.5cmの繊維を縦横に重ねていて、思っていたよりも強度があります。ぜひ、エジプトに遠征されて、本物を観られてはいかがでしょう。

繊維が縦横に並べられているのが分ります。