豆知識シリーズ

2020.1.15 コラム

今回はフェニキア文字を紹介します。私たちは日本語や英語を中心に、多くの言語に接しています。近年は、インターネットの普及に伴って、自宅にいながら海外文化に触れる機会も増えています。特に英語は共通語として、世界中で使われ、日本でも小学校低学年から学習する時代となりました。では、私たちが英語で使っているアルファベット(ラテン文字)の起源に迫ってみましょう。その起源の文字が、冒頭に書いたフェニキア文字です。およそ3500年前に東地中海地域(現在のイスラエル、シリア、レバノン、チュニジア)で海洋交易を行っていたフェニキア人によって発明された22文字の子音字です。世界史の授業で習った方もおられると思います。写真1はレバノンで買ってきたフェニキア文字の置物です。ラテン文字の“w”や“y”とほとんど変わらない文字があることに気づきませんか?世界各地には他にもたくさんの文字がありますよ。