時事ネタシリーズ

2020.9.20 コラム

陽気なオランダ人「コロナで世界が変わった」新型ウイルスとの戦い方

「コロナ肺炎?どこの国で流行っているの? 中国?オランダは関係ないでしょ?」
対岸の火事と思っていたオランダ人たち。 彼らはもともと陽気な国民性で、「最新医学の力もってすればたとえ感染してもどうにかなるさ」とかなり楽観的でした。
ところが国内にも感染者が出始め、その数が日々増えていく中、さすがに誰もがニュースにおびえるようになりました。

週末なると、ホームパーティーを催し、気心の知れた友人を自宅に招いてワイワイ騒ぐのが大好きなオランダ人にとって「人との接触」を禁じられることは耐え難いことです。
まさにコロナは「人間を孤独にするウイルス」と人々は嘆いています。

特にこの孤独をひしひしと感じているのが高齢者たちです。
感染すれば、重症化するケースが多いため外出もままならず、家族とはビデオチャットのみ。
このような孤独感を解決させるべく老人ホームでは歌手やコメディアンを招待し孤独感を紛らわせています。

またその家族もYouTubeを活用し見よう見まねで家族のために散髪やネイルを施したり、
老人ホームにいるおじいちゃんやおばあちゃんとオンラインで会話したり、ゲームで遊んだりこの期間でしかできないことをして日々過ごしています。

元々生まれ持った陽気な国民性を忘れず「災い転じて福となせ」の精神で乗り切ってほしいですね。