時事ネタシリーズ
2020.10.17 コラム
10月12日に「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が告示され、来月1日の投票日に向けて動き始めました。
いわゆる「大阪都構想」は、政令指定都市の大阪市を廃止して東京23区と同様に、4つの特別区に再編しようというものです。
府と市の二重行政が行政のむだを生み、大阪の成長を阻害してきたとして大阪維新の会が提唱しました。
制度案の「協定書」では、今の大阪市を、「淀川区」「北区」「中央区」「天王寺区」の4つの特別区に再編し、5年後、令和7年の1月1日に移行させるとしています。
府と特別区の役割を明確に分け、都市インフラや広域交通網の整備、消防、水道事業などを府に一元化する一方、特別区は、高齢者福祉や小中学校の運営、地域のまちづくりといった、住民に身近なサービスを担うとしています。
特別区ごとに、税収面などで格差が生じぬよう、淀川区には新大阪、北区に梅田、中央区はミナミ、天王寺区には天王寺と、それぞれ拠点となる商業地やターミナル駅が組み込まれています。
また、今の大阪市役所や、市内24の区役所の庁舎については、特別区の本庁舎や行政窓口として、引き続き活用するとしています。
特別区では、選挙で選ばれた区長と区議会議員が区政を担い、議員の定数は、「淀川区」が18人、「北区」と「中央区」が23人、「天王寺区」が19人となっています。
一方、特別区への移行にかかる当初のコストは、システム改修費や庁舎の整備費など、合わせて241億円を見込んでいます。
これに対し、「都構想」に反対する自民党などは、二重行政は解消されつつあるとして、大阪市を廃止する必要は全くなく、特別区に再編すれば、大阪の都市力が落ちて、住民サービスが今より低下するおそれがあると指摘しています。
以上が、おおまかな「大阪都構想」の概要です。
みなさんは「賛成」ですか?「反対」ですか?
人それぞれ、生きてきた環境も違いますし、思想や理念もちがいます、
様々な意見があって然るべきだと思います。
どちらの意見が正しいという問題でもありませんし、
仕組みを変えてみたら、もっと大きな問題が出てくるかもしれません。
ただ「自分はこう思う!」という意思表示をすることは大事だと思います。
前回2015年の投票率は66.83%でした。
予想外に少ないな・・・と思った記憶があります。
残念ながら、今回も私には投票権はありません。
ただ投票権があったなら、間違いなく投票場に行き自分の意志は示したと思います。
投票権のあるみなさまには、忙しくて時間がない方がいらっしゃるかもしれませんが
是非とも投票所に足を運び、自分の意志を示して頂ければなと思います。
そして大阪がよりよい街になることを切に願っております。
CATEGORYカテゴリー
POPULAR POSTS人気記事