豆知識シリーズ

2020.10.20 コラム

皆さん、ルービックキューブパズルをやったことがある方も多いと思います。先日、私も久しぶりにやってみました。何時間やっても、どうしても一列しか揃えることが出来ませんでした。未だかつて6面全面揃えることが出来たことがないのは言うまでもありません…。
このルービックキューブ、世界大会も開催されています。世界記録は4.22秒で解き、ギネス世界記録です。どんな思考回路をしているんでしょうか、とても信じられません。神業ですよね。

1980年に日本で発売され、初年度だけで400万個を売り上げるなど、たちまち大ブームを巻き起こしたルービックキューブ。この立方体のパズルの誕生は、1974年に遡ります。
生みの親は、ハンガリーの彫刻と建築学の教授であったエルノー・ルービック氏。当時の教え子に、3次元幾何学を説明するために考案した木製の立方体が原型になっています。
そしてルービック氏は、この立方体それぞれの面に違ったカラーリングを施し、回転する仕組みを設けたところ、一度色がバラバラになってしまうと、それを元に戻すことが困難になることを発見しました。当時は、その復元に1カ月以上の時間がかかったと言われています。それがきっかけとなり、このカラフルな立方体をパズルとして発売するというアイディアが生まれたのです。
1977年に「マジックキューブ」の名称で発売すると、ハンガリー国内で異例の大ヒット。1980年には世界展開をするにあたり、発明者の名前を冠して、名称を「ルービックキューブ」に変更します。そして、1982年までの2年間で1億個以上という、驚異的な売上を記録することになるのです。
その人気は衰えることなく、家のリビングや子ども部屋など、さまざまな場所に置かれ、今も世界中の人々に愛され続けています。


一列しか出来ませんでした。


木製の立方体の原型


色んなルービックキューブ